2018年11月30日 (金)

今年も美味しいリンゴ収穫しました

今年も美味しいリンゴ収穫しました

 

Simg_7913いつの間にか12月。今年も残すところあとわずか1カ月となってしまいました。先日、友達と一緒に5人で福島のリンゴ収穫に行ってきました。リンゴの樹のオーナーになってもう11年。毎年のこととはいえ、赤く熟れたリンゴがたわわに実っている姿を見ると嬉しくなります。

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今年は梅雨が短く夏の猛暑続き、9月から10月にかけての長雨、相次ぐ台風など異常気象の連続でリンゴの出来具合を心配していました。しかし、果樹園の方々の努力もあって例年と同じように良い出来となりホッとしました。

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リンゴの樹は矮化ですが、一番高い所は3mくらいあり、リンゴが200個ほどは実っていそうです。友達らと一緒に樹の枝からリンゴをもぎ取り、プラスチックコンテナに入れていきます。野鳥につつかれたり枝に擦れたりして傷があるリンゴ、色付きの悪いものなどは別にしておきます。

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収穫したリンゴを1つナイフで切り分け、早速みんなで味見。酸味と甘みのバランスが程よくとれた「ふじ」独特の味わいに顔がほころびます。これでしばらくは美味しいリンゴを毎日食べることができます。

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こうして収穫したリンゴは果樹園農家の作業場に運び、次は箱詰め作業です。10kgと5kg入りの段ボール箱を組み立て、中敷を入れてリンゴを詰めていきます。入れ終わるとフタを閉じて出来上がり。宅配便の送り状を張り付けて完了です。

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収穫開始から完了まで3時間余り。ひとりで行ったら日が暮れたことでしょう。箱詰め作業を終えて一休みすると、すぐ脇にある蔵の前に吊るした干し柿が午後の暖かい陽射しを浴びて輝いていました。

2018年10月 7日 (日)

雨で遅れた稲刈り、ようやく完了

雨で遅れた稲刈り、ようやく完了

 

Simg_756610月6日(土)、遅れていた稲刈りがようやく完了しました。9月初めに「稲架掛けの棚」作りを行った後、台風や長雨の影響を受けて稲刈りを断続的にせざるを得ない状況が続いていました。何とか9月中に終えたいと関係者中心に頑張って来ましたが、10月にずれ込んでしまった次第です。

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それでも、地元農家から依頼された田んぼの稲刈りも含めて環境塾の田んぼ全ての稲刈りを終えたことでホッとしています。今日収穫したコメは近日中に「乾燥・籾摺り」作業を行う予定で、それが済めば一連のコメ収穫作業は全て終了です。

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今年は耕作する田を少し減らしたうえ、猛暑・乾燥・秋の長雨・台風と異常気象に見舞われたことから米の減収が懸念されました。しかし、最終結果はまだですが、昨年並みの収量に何とか達したようです。

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すでに新米第一弾を食べていますが、家族も「やっぱり新米は美味しい」との評判。安堵しました。これからしばらくの間は、美味しい新米を家族で楽しめそうです。

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今後はコンバインの清掃・整備など田んぼで使う農機具等の整備を行い、冬前にはトラクターによる田の耕運も行わねばなりませんので、やることは多く、なかなか暇にはなりそうにありません。

2018年9月 2日 (日)

猛暑ようやく解放、稲刈り準備進む


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気が付けば早くも9月。今夏は異常気象続きでした。6月中の梅雨明け、気温35℃を超える猛暑の日々、次々と発生する台風。全国的に農作物への影響はかなり大きいようです。そうした中、我々が手がけている田んぼでは順調に稲穂が頭を垂れ始めています。

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1日に刈り取った稲束を天日干しにする「稲架掛けの棚」作りを行い、2列完成させました。今年は稲の生育も例年より1週間前後は早まっているようで、稲刈りは来週から行う予定。

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それに間に合わせるためにも、竹を麻ヒモで組み上げて稲架掛けの棚を作りました。相変わらず炎天下での作業は厳しいものでしたが、これで準備も進みひと安心。

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8月初めに遊休田を有効活用すると同時に景観を良くする狙いで、コスモスの種蒔きを行いましたが、その後の猛暑にも負けず順調に成長しているので、秋の開花が楽しみです。

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その一方、通称「カンナ街道」沿いに植えたカンナの花が色鮮やかに咲いて、道行く人の眼を楽しませています。

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猛暑からようやく解放された今日、小雨降る里山の谷津に広がる田んぼでは、稲穂が風に揺れて里山に秋が近づいて来ているのを感じます。

 

2018年5月 4日 (金)

春から初夏へ、忙しく咲く花たち

 

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久し振りにブログを更新します。この2カ月近くの間、NPO法人の定期総会の準備や田んぼの代掻きなど農作業などに追われてクタクタでした。

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それでも総会から10日が経ち、代表を引退したこともあって少し落ち着いてきたので、この間に撮りためておいた花の写真の一部をここで紹介させていただくことにしました。

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スミレやシュンラン、サクラ、ヤナギ、キンランなど野の花が次々と咲いて眼を楽しませてくれました。分校では花ショウブが色鮮やかに陽に映えています。


孟宗竹の大きなタケノコも味わいました。私たちが活動するフィールドではそのタケノコがもう5m以上に伸び、爽やかな初夏を迎えています。Simg_6971_2


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2018年2月16日 (金)

残雪の中、切り干しダイコン作り

Simg_6208_2今回は「切り干しダイコン作り」の話です。少し日にちがたってしまいましたが、1月下旬に谷津田を利用して干し棚を設け、そこでこの冬最初の「切り干し大根」を作りました。

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数日前に降った大雪が田畑にまだだいぶ残っていました。神々廻のダイコン畑も雪に埋もれていましたが、ダイコンは首が出ているので収穫は難しくありません。ただ、例年のように「切り干しニンジン」も併せて作るので、ニンジンも畑から掘り出すのですが、こちらは雪に完全に埋もれているうえ、雪がかなり固くなっているので掘り出すのに苦労しました。

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ダイコンとニンジンを何とか必要量収穫し、井戸水で洗った後、ベースキャンプに搬入。そこで今回のメンバー6名が専用の道具でダイコンを細く削る作業に取り掛かります。道具はカンナのような構造で千切り状のダイコンが簡単にできます。ただ、気温が低いことに加えてダイコンが氷のように冷たく、ダイコンを握る指がかじかみます。

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ダイコンが終ると、次はニンジンを同じように削って千切りにしていきます。出来上がった瑞々しいダイコンとニンジンはボウルに盛って、軽トラでベースキャンプ下の干し棚に搬送。棚の上にダイコンとニンジンを広げ、その上に鳥避けのネットを張って完了。冬晴れの日差しを浴びてダイコンが白く、ニンジンは赤く輝いて綺麗です。こうして今年も冬の風物詩ができました。

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寒気が続き、寒風に晒されて4日後には素晴らしい「切り干し大根&ニンジン」が出来上がりました。早速調理してその日の夕食で食べましたが、言うまでもなく「大変美味しかった」ことは間違いありません。

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これも耕作放棄地解消に向けた我々の取組みの成果のひとつかも知れません。

2018年1月 9日 (火)

大姑娘山登頂記(その3)

大姑娘山登頂記その3

<6日目。晴れ>

Photo_27 夜明け前の3時半に起床。暗い空に星が冷たくまたたいている。顔を洗おうとすると、洗面器に入れておいた水が薄く氷っていた。朝食、トイレを済ませて4時50分にC1出発。ヘッドランプの明かりを頼りに、いよいよ大姑娘登頂を目指す。Photo_28 まずは前日往復した岩だらけのガレ場を滑らないようゆっくりと登る。小休止の後、コルへの急な岩斜面を一気に登る。コルに上がるといきなり眼前の谷の向こうに高峰群が現れ、思わず息を飲む。Photo_29 右手前方の四姑娘連山から左手にかけて5000m前後の高峰が上って来た朝日を受けてどこまでも続く絶景は感嘆ものだ。

Photo_30 コルに出てから右方向の尾根を登っていくと間もなく広くて緩やかな場所に出る。かなりの厚さの雪があり、朝日に白く輝いている。この先から頂上直下の急峻な道となるので、4本爪アイゼンを装着。Photo_31 Photo_32 ルート沿いに鎖の柵が設けてあり、これを利用して滑らないよう慎重に高度を上げていく。呼吸は苦しくなく、体調も快調だ。高所順応を念入りに行った効果だろうか。Photo_33 午前8時、ついに大姑娘山頂(5025m)に立つ。北には二姑娘山(次女、5276m)、三姑娘山(三女、5355m)が連なり、さらにその奥に一際高い四姑娘山(四女、6250m)の鋭鋒が白く聳えている。その左右に眼を転じると、5000m前後の高峰が重畳と続く光景は文字では伝え難い。Photo_34 南のはるか遠くにはミニヤコンカ(7556m)の頂が霞んで見える。こうして360度の絶景をしばらく堪能し、写真を撮りまくる。30分ほどの滞在後、下山開始。

Photo_35 急な積雪帯は下りの方が難しい。慎重なつもりだが、ついテンポが速くなる。名残惜しさに四姑娘連山を見ようと振り返ると滑りそうになる。コル近くまで降りてアイゼンを外す。そこから早朝登ってきたC1方向を見ると、鮮やかなカール地形とその向こうに連なる高峰が一幅の絵のように素晴らしい。ガレ場を下ってC1に10時40分帰着。ここで早めの昼食、うどんが美味しかった。一休みしてC1を出発。高山植物が咲き誇るなだらかな草原を下る足取りは軽い。充実した達成感とわずかな喪失感を感じながら景色を楽しむ。午後2時20分、BC到着。缶ビールで登頂を祝して乾杯。夕暮れまで周囲の山々を眺めながら過ごす。明日は下山だ。夜、よく晴れた空にたくさんの星が輝いていた。

 

<7日目、晴れ>

Photo_36 とうとうこの山域から離れる時が来た。朝6時半、BCを出発。数日前に登って来た道だが、視界に入る景色はその時とはまたかなり違って見える。景色や花々、馬、ヤクなどの姿を楽しみながら歩く。参加者は時折、名残惜しそうに振り返っては景色を写真に収めている。

Photo_37 この7日間が夢のようにあっという間に過ぎて行く。それにしても全行程中に雨天は半日だけで済み、天候には本当に恵まれた。高山病にも罹らず、パルスオキシメーターの測定でもずーっと異常値はなかった。体調は快調で食欲も旺盛。とても気持ちの良く快適で素晴らしい山行だった。

Photo_38 10時、緑の丘にはためくタルチョの祠に戻り着き、青空と白い四姑娘連山を背景に記念写真を撮る。そこから登山ゲートまではアッという間に下り切り、11時50分に日隆のホテルに帰着。

Photo_39 預けておいた荷物や登山用具などを仕舞って荷造りを終え、軽い昼食を摂る。午後1時にホテルをバスで出発、夕方6時に成都市内のホテルに入る。この夜は久し振りに柔らかく温かいベッドで熟睡した。

 

<翌日、晴れ、夕刻豪雨>

Photo_40 この日は朝からまる1日、成都市郊外にある「成都大熊猫繁育研究基地」(ジャイアントパンダの繁殖研究施設)をはじめ、唐の時代の詩人・杜甫が茅葺の家を建てて詩作に励んだ「杜甫草堂」と、三国志で有名な劉備玄徳と諸葛孔明をまつる廟「武侯詞」などを見学して過ごす。

Photo_41 本場の四川料理はやはり辛いが、山椒主体の辛さが特徴で、食べやすくとても美味しかった。

以上、メモと記憶を基にまとめました。

2018年1月 8日 (月)

大姑娘山登頂記(その2)

大姑娘山登頂記その2

<3日目。曇り、昼から雨>

Photo_13 朝8時半。大姑娘山を目指して登山開始。荷物の多くは馬方に運んでもらうこととし、自分が背負うザックは5kgほどで軽い。ホテルから歩いて50分ほどで登山口ゲートへ。ここで登山許可を申請、ひとり300元を支払う。歩き始めてしばらくはなだらかな山道を辿る。

Photo_14 海子溝(ハイツーコウ)と呼ぶ河に沿って1時間余り歩くと視界が開けて草原に出る。草原を進んで行くと徐々に高度が上がり、白く輝く四姑娘連山がはっきりと見えてきた。さらに行くとたくさんの色鮮やかなタルチョに囲まれた立派な祠が見えてくる。

Photo_15 近づくとひとりの女性が線香を炊いて朝の祈りを捧げていた。我々一行も登山の無事を祈り、祠とその向こうに聳える四姑娘連山を背景に写真を撮る。さらに進むと徐々に勾配がきつくなり、樹林帯に入ると山道がぬかるんで歩きにくい。昼ごろから弱いながら雨が降り出し気温も低下。次第に山道は水が溜まり馬糞が混じっていたりして避けるのに苦労する。今回の行程中、この辺りが一番つらいアプローチだったように思う。

Photo_16 小休憩を繰り返しながら雨中を歩き続け、雨があがり始めた午後2時半、老牛園子(ラオニューエンツー)のベースキャンプ(BC)に到着。ここは樹林帯と草原の境目のような所で清流に近く、周囲は4000m級の山に囲まれている。40ほどのテントが並んでおり、寝起きするテントは2人で1つ。大きなテントは食堂だ。夕食はカレーライスとトマト煮、きゅうり。それとガイドが日本から持ってきた福神漬け。疲れていることもあって、あっという間に完食した。

Photo_17 BCの周囲に広がる草原にはキンバイやフウロウに似た花が絨毯のように咲き誇っている。幅10mほどの河で馬方らしき男3人が釣りに興じていたので、見ているとアユとウグイの中間のような魚を釣り上げた。バケツに入れているところを見ると、食べるのだろうか。トイレはテントサイトの外れに地面にスコップで穴を掘り、その上に1人用の小さなテントを設けてある。用を足した後、穴の横に置いてある半分に切ったペットボトルで土を掛けて始末する。テントの裾下から風が吹き込み、尻が寒い。夜寝ていると放牧されている牛がテントに近づき、耳のそばで「ウモー」と大きく鳴く声には一晩中悩まされた。

 

<4日目。晴れ>

Photo_18 朝8時半、BC出発。緑豊かな山を海子溝沿いに詰めて標高4000m付近まで往復し、この日も高所順応を図る。背の低い灌木と高山植物が生い茂る山道を進んで行くと、そこかしこにインカルビデアという珍しい花、独特の花弁のユリ、Photo_19 アツモリソウ、ポピー、キンバイ、アズマギク(に似た)の花々が呆れるほど咲いていて、カメラに収めるのが忙しい。Photo_20 よく晴れた青空に大きな鳥が舞う。ガイドに聞くと「白頭鷲」だという。それより少し小型の鳥の群舞はタカの仲間らしい。花や景色を愛でながら2時間ほど登ると、木柵に囲まれた石積みの山小屋風の建物があった。入口近くには牛の白い頭骨が飾られている。Photo_21 小屋の背後には急峻な山間に湖が見える。標高3800mにある大海子(ターハイツー)だ。しばしこの素晴らしい景色を楽しむ。復路は急な山肌を灌木の枝を除けながら駆けるように下る。午後1時半にBCに帰着。コーヒーを飲みながら周囲の景色を眺めて過ごす。

 

<5日目。薄曇り時々晴れ>

Photo_22 朝8時20分、BCを出発。氷河でできたカールの奥にあるC1(第1キャンプ)を目指す。1時間ほどで灌木帯を抜け草原地帯に。高山植物の花畑を歩き続けて行くと、放牧されたヤクが我々をじっと見つめている。Photo_23 休憩時に携行食を食べたり、昼食を摂っていたりすると長い毛を揺らしながらヤクが近寄って来る。それを見た遠くのヤクも走り寄って来る。何か食べ物にありつこうというのか、我々がした小便の跡を舐めたいのか。11時過ぎ、細かな雪がチラついた。気温はかなり低く、空気も少し薄く感じる。周囲は岩だらけに変わり、屏風のような切り立った岸壁が左手に迫り、右側には大姑娘に続く岩稜が聳える。Photo_24 昼の12時45分、C1(標高4300m)に到着。高度計で測ると4480mを指している。C1の両山側には岩の間を走る小さなせせらぎがあり、この水で調理したり洗面したりする。

Photo_25 C1で一休みした後、午後2時に出発し、カールを上り詰めた上のコル近くまで登ることに。これも高所順応が狙いで、大きな岩が積み重なった急な道を登る。少し息が切れる。この辺りから足元に残雪が見られるようになってきた。午後3時、コルを間近に見る標高4680m地点に。見上げるとコルから上はかなりの雪が見える。明日はアイゼンが必要だ。帰りは30分ほどでC1に戻る。テントに荷物を入れ、皆コーヒーや紅茶で冷えた身体を温める。Photo_26 夕刻、周りの岩場でカラスや名前の知らない小鳥の写真を撮っていると、岩陰にこげ茶色の動物がいた。マーモットだという。この辺には多いそうだ。真夏だというのに夜はかなり冷え込み、零度近い寒さに震えた。(6日目以降は次回に)

 

大姑娘山登頂記

大姑娘山(中国四川省)登頂記

 2018年、明けましておめでとうございます。昨年は公私ともに忙しく過ごしているうちに、前回更新から9カ月も経ってしまいました。正月休みでようやく時間ができたので、たまにはブログを更新しようと思い立ち、昨年夏に中国四川省の大姑娘山(標高5025m)に登った際の思い出を、3回連続で綴ってみました。

 <1日目。雨のち曇り>

Photo 7月初旬、朝8時半。四川省の省都、成都市内のホテルをバスで出発。今回の登山ツアーに参加した13名とツアーリーダーAさん、総勢14名が乗り込む。成都市は予想以上の大都会で高層ビルやマンションなどが建ち並び、市内の道路は広くて車も多い。

Photo_3 どんよりとした空から小雨が降る中、広々とした高速道路に入り、成都の北西に位置する登山口の街、日隆(リーロン)へ。2時間余り走って高速道路を降り、一般道に。

Photo_4 しばらくすると道は徐々に高度を増し、急流に沿って坂道を登って行く。道の片側は急な山が迫り、反対側は深い谷川だ。前日からの雨のせいか、各所で落石がある。大きな落石があった所ではショベルカーが取り除くまで20分近く停車を余儀なくされたが、何とか午後3時頃には日隆(標高3150m)の街に無事到着。Photo_5 谷川に沿った小さな街で、世界遺産・四姑娘山系登山の拠点でもあり、飯店(ホテル)が多い。宿泊するホテルに着くと、その隣の空き地で建設工事が行われていた。聞くとその場所にあった建物が2008年5月に起きた四川大地震で被害を受け、取り壊して新しく建設しているのだという。震源地の文川県は比較的近く、ここから北の方にある有名な観光地「九塞溝」などではかなり大きな被害があったと当時のニュースで聞いた記憶がある。ホテルでの夕食前、ツアーリーダーから「これから毎日朝晩に、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を計ります」との説明があり、これ以降毎日測定することに。

 <2日目。曇りのち晴れ>

Photo_6 朝8時半、ホテルを出て街の南側にある緑豊かな山に登る。標高差200mほどだが、高所順応が目的。歩き出してすぐ山道に入ると、様々な花が迎えてくれた。中でも穂先に小さな花弁が集まって丸く咲いている花を初めて見た。草沈丁花というそうで、赤、黄、白などカラフルで特に印象に残る花だった。途中、

Photo_7 山の斜面の所々に民家があり、その近くの段々畑ではソラマメ、キャベツ、ジャガイモ、トウモロコシ、菜種などが栽培されている。山地のため、畑の面積は小さいが、いろいろ工夫している様子。さらに登ると幅広く緩やかな尾根筋に出る。灌木と丈の高い草が茂っており、木の柵が続く。現地ガイドの鄭さんに聞くと、放牧している馬が畑などに入らないようにするためとのこと。Photo_8 なだらかな尾根を登って行くと展望が開け、眼下に草原が広がりあちこちで馬が草を食んでいる。雲っていた空がようやく晴れてきた。尾根から下り、緑の草原と澄んだ青い空の間をのんびり歩くのは気持ち良い。ほどなくホテル帰着。

Photo_9 昼は日隆の新商店街へ。四川大地震の際に街中だけでなく、山の斜面にあった住宅の被害も多く、そうした人たちが移転して新たな商店街を作っていた。そのうちの1店で食べた家庭風四川料理はとても美味しかった。

Photo_10 午後はさらに高所順応を図るため、バスで巴郎山(パーローシャン)峠に向かう。出発して40分もしないうちに、周囲は岩山が多くなり展望がガラリと変わった。山裾には紫色の小さな花をつけたツツジが繁茂し、赤や黄色の草花がたくさん咲いている。1時間ほどで岩稜に囲まれた巴郎山峠(標高4320m)に着く。

Photo_11 峠にはチベット仏教の石造りの祈祷祠があり、そこから鮮やかな5色旗を連ねた幾筋ものタルチョが伸びて風にはためいている。ヒマラヤで見たものとよく似ている。峠から見渡すと、所々雪を抱いた荒涼とした山塊が取り囲んでいる。標高が高い割に呼吸は楽だが、峠を越えて吹く強風は冷たい。

Photo_12 近くに草の生えている斜面があり上って行くとそこは花園だった。紫色や赤、黄色のポピーをはじめ、青紫のリンドウ、エーデルワイスに良く似た白い花、キンバイに似た黄色い花などの大群落に感激。峠を少し下った岩だらけの斜面ではブルーポピーも見ることができた。この辺りは高山植物が一斉に咲くこの時期が一番の好機だろう。(3日目以降は次回に)

 

2017年3月31日 (金)

春の耕作準備と断捨離の日々

Simg_3403_3慌ただしく過ごしているうちに、いつの間にかもう3月末。明日からは新年度が始まるということで、久し振りにブログを書く気になりました。環境塾の活動エリアでもサクラがようやく咲き始めるなど春の装いが本格化、田んぼや畑でも春の耕作に向けた準備が進んでいます。

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田んぼでは泥が溜まったり側面が壊れたりしている排水路の補修に汗を流し、田植えに向けたトラクター耕起も一巡しました。陸苗の種籾蒔きも完了し、畑では野菜の種蒔き・トンネル掛けなども進んでいます。Simg_3065

会員の皆さんの精力的な努力で今年の春も耕作準備は順調に進んでいるようです。これから農作業は野菜の栽培、田植えなど一段と忙しくなりますが、みんなと一緒に健康第一で励んでいければと思うこの頃です。

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ところで私事ですが、最近になって読まなくなった書籍や資料類の整理に取り組み始めました。カミさんにだいぶ前から「あなたの部屋は要らないモノで溢れてる。そろそろ断捨離しないと床が抜けるかも」と言われていたからです。Simg_3373


そこで環境塾の作業のない日に少しずつ本や様々な資料類に眼を通して取捨選択。ところが始めてみると心が千路に乱れ、なかなか捨てる踏ん切りができず時間ばかりが過ぎて行くことに。




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それでも何とか整理を進め、300冊ほどの本を古書買取店に持ち込み、ン千円の収入に。ビール券やホテルの割引券なども出てくるなど、少しラッキーなことも。こうして第一弾は100Kgを超える不要物を処分しました。整理しなくてはならないモノがまだまだ沢山あるので、気長に断捨離作業にも取り組んでいこうと思っています。

2017年1月16日 (月)

トラクターの運転講習に励む

早いもので年が明けて、もう半月が過ぎました。改めて今年も宜しく願います。この年末年始は家族がインフルエンザに罹ったのをはじめ、色々な事が相次いで大変でした。昨年行った海外登山の話しを正月休みにまとめようと思っていましたが、なかなかできずにいます。久し振りの今回は、14日(土)にしろい環境塾で開催した「トラクター安全運転講習会」の模様をお伝えします。

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冬晴れの下、神々廻の畑に集まった受講者は一般応募の人と、環境塾会員の計7名。講師は指導農業士の海老原進氏。指導補助としてトラクター操作のベテランであるG藤事務局長、それに私の2名がつきました。10時過ぎ、現地で講習開始。参加者はみな海老原講師から運転する際の注意事項や安全点検、トラクターの構造やレバー操作などの説明を真剣に聞き入っていました。

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その後、参加者は2台のトラクターに分かれて実際の運転へ。各種レバー操作の手順やエンジン回転数、耕運やターンの仕方などを聞きながらハンドルを握ります。一人ずつ交代で運転するのですが、初めのうちはなかなか思うようには行かないようで、真っ直ぐ走らなかったり、ターンが大回りになったり、慣れない操作に戸惑っているようでした。

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それでも徐々に安定した運転ができるようになったところで昼休み。ベースキャンプでの食事中、にわかに暗くなった冬空から白いものがチラつき始めました。ここらでの初雪だと思います。一時はかなり激しく降りましたが20分ほどで降りやみ、また青空に。

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午後は少し風が出て来ましたが、神々廻の畑と霊園下のコスモス畑の2カ所に分かれて講習を再開。習熟運転を目的に受講者が交替で運転します。1時間半ほど行いましたが、だいぶ操作に慣れてきたようで耕運操作がかなり安定してきました。

霊園下の組では公道から耕作地に降りる坂道を使ってトラクターの上り下りの安全な仕方も説明。習熟運転終了後は、ローターに巻きついた草や泥を落し、意見交換。受講者から「どのくらいの段差があると危険か」「背の高い雑草が生い茂っている休耕地を畑に戻すにはどうしたらよいか」など、実際の状況を想定した質問も出され、熱意を感じました。

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午後3時前に講習会を終了、解散しましたが、参加した皆さんが今後もトラクターの運転に興味を持ち続け、折に触れてトラクターを操作することで、いつでも安全にしっかりとトラクターを使えるようになって欲しいと願っています。農業者の高齢化がますます進み、耕作放棄地の拡大が懸念される中、トラクターの大きな力を活かして農村部の活力維持に貢献していただきたいと改めて思う1日でした。

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