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2018年1月 8日 (月)

大姑娘山登頂記

大姑娘山(中国四川省)登頂記

 2018年、明けましておめでとうございます。昨年は公私ともに忙しく過ごしているうちに、前回更新から9カ月も経ってしまいました。正月休みでようやく時間ができたので、たまにはブログを更新しようと思い立ち、昨年夏に中国四川省の大姑娘山(標高5025m)に登った際の思い出を、3回連続で綴ってみました。

 <1日目。雨のち曇り>

Photo 7月初旬、朝8時半。四川省の省都、成都市内のホテルをバスで出発。今回の登山ツアーに参加した13名とツアーリーダーAさん、総勢14名が乗り込む。成都市は予想以上の大都会で高層ビルやマンションなどが建ち並び、市内の道路は広くて車も多い。

Photo_3 どんよりとした空から小雨が降る中、広々とした高速道路に入り、成都の北西に位置する登山口の街、日隆(リーロン)へ。2時間余り走って高速道路を降り、一般道に。

Photo_4 しばらくすると道は徐々に高度を増し、急流に沿って坂道を登って行く。道の片側は急な山が迫り、反対側は深い谷川だ。前日からの雨のせいか、各所で落石がある。大きな落石があった所ではショベルカーが取り除くまで20分近く停車を余儀なくされたが、何とか午後3時頃には日隆(標高3150m)の街に無事到着。Photo_5 谷川に沿った小さな街で、世界遺産・四姑娘山系登山の拠点でもあり、飯店(ホテル)が多い。宿泊するホテルに着くと、その隣の空き地で建設工事が行われていた。聞くとその場所にあった建物が2008年5月に起きた四川大地震で被害を受け、取り壊して新しく建設しているのだという。震源地の文川県は比較的近く、ここから北の方にある有名な観光地「九塞溝」などではかなり大きな被害があったと当時のニュースで聞いた記憶がある。ホテルでの夕食前、ツアーリーダーから「これから毎日朝晩に、パルスオキシメーターで血中酸素飽和度を計ります」との説明があり、これ以降毎日測定することに。

 <2日目。曇りのち晴れ>

Photo_6 朝8時半、ホテルを出て街の南側にある緑豊かな山に登る。標高差200mほどだが、高所順応が目的。歩き出してすぐ山道に入ると、様々な花が迎えてくれた。中でも穂先に小さな花弁が集まって丸く咲いている花を初めて見た。草沈丁花というそうで、赤、黄、白などカラフルで特に印象に残る花だった。途中、

Photo_7 山の斜面の所々に民家があり、その近くの段々畑ではソラマメ、キャベツ、ジャガイモ、トウモロコシ、菜種などが栽培されている。山地のため、畑の面積は小さいが、いろいろ工夫している様子。さらに登ると幅広く緩やかな尾根筋に出る。灌木と丈の高い草が茂っており、木の柵が続く。現地ガイドの鄭さんに聞くと、放牧している馬が畑などに入らないようにするためとのこと。Photo_8 なだらかな尾根を登って行くと展望が開け、眼下に草原が広がりあちこちで馬が草を食んでいる。雲っていた空がようやく晴れてきた。尾根から下り、緑の草原と澄んだ青い空の間をのんびり歩くのは気持ち良い。ほどなくホテル帰着。

Photo_9 昼は日隆の新商店街へ。四川大地震の際に街中だけでなく、山の斜面にあった住宅の被害も多く、そうした人たちが移転して新たな商店街を作っていた。そのうちの1店で食べた家庭風四川料理はとても美味しかった。

Photo_10 午後はさらに高所順応を図るため、バスで巴郎山(パーローシャン)峠に向かう。出発して40分もしないうちに、周囲は岩山が多くなり展望がガラリと変わった。山裾には紫色の小さな花をつけたツツジが繁茂し、赤や黄色の草花がたくさん咲いている。1時間ほどで岩稜に囲まれた巴郎山峠(標高4320m)に着く。

Photo_11 峠にはチベット仏教の石造りの祈祷祠があり、そこから鮮やかな5色旗を連ねた幾筋ものタルチョが伸びて風にはためいている。ヒマラヤで見たものとよく似ている。峠から見渡すと、所々雪を抱いた荒涼とした山塊が取り囲んでいる。標高が高い割に呼吸は楽だが、峠を越えて吹く強風は冷たい。

Photo_12 近くに草の生えている斜面があり上って行くとそこは花園だった。紫色や赤、黄色のポピーをはじめ、青紫のリンドウ、エーデルワイスに良く似た白い花、キンバイに似た黄色い花などの大群落に感激。峠を少し下った岩だらけの斜面ではブルーポピーも見ることができた。この辺りは高山植物が一斉に咲くこの時期が一番の好機だろう。(3日目以降は次回に)

 

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