趣味

2017年3月31日 (金)

春の耕作準備と断捨離の日々

Simg_3403_3慌ただしく過ごしているうちに、いつの間にかもう3月末。明日からは新年度が始まるということで、久し振りにブログを書く気になりました。環境塾の活動エリアでもサクラがようやく咲き始めるなど春の装いが本格化、田んぼや畑でも春の耕作に向けた準備が進んでいます。

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田んぼでは泥が溜まったり側面が壊れたりしている排水路の補修に汗を流し、田植えに向けたトラクター耕起も一巡しました。陸苗の種籾蒔きも完了し、畑では野菜の種蒔き・トンネル掛けなども進んでいます。Simg_3065

会員の皆さんの精力的な努力で今年の春も耕作準備は順調に進んでいるようです。これから農作業は野菜の栽培、田植えなど一段と忙しくなりますが、みんなと一緒に健康第一で励んでいければと思うこの頃です。

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ところで私事ですが、最近になって読まなくなった書籍や資料類の整理に取り組み始めました。カミさんにだいぶ前から「あなたの部屋は要らないモノで溢れてる。そろそろ断捨離しないと床が抜けるかも」と言われていたからです。Simg_3373


そこで環境塾の作業のない日に少しずつ本や様々な資料類に眼を通して取捨選択。ところが始めてみると心が千路に乱れ、なかなか捨てる踏ん切りができず時間ばかりが過ぎて行くことに。




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それでも何とか整理を進め、300冊ほどの本を古書買取店に持ち込み、ン千円の収入に。ビール券やホテルの割引券なども出てくるなど、少しラッキーなことも。こうして第一弾は100Kgを超える不要物を処分しました。整理しなくてはならないモノがまだまだ沢山あるので、気長に断捨離作業にも取り組んでいこうと思っています。

2017年1月16日 (月)

トラクターの運転講習に励む

早いもので年が明けて、もう半月が過ぎました。改めて今年も宜しく願います。この年末年始は家族がインフルエンザに罹ったのをはじめ、色々な事が相次いで大変でした。昨年行った海外登山の話しを正月休みにまとめようと思っていましたが、なかなかできずにいます。久し振りの今回は、14日(土)にしろい環境塾で開催した「トラクター安全運転講習会」の模様をお伝えします。

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冬晴れの下、神々廻の畑に集まった受講者は一般応募の人と、環境塾会員の計7名。講師は指導農業士の海老原進氏。指導補助としてトラクター操作のベテランであるG藤事務局長、それに私の2名がつきました。10時過ぎ、現地で講習開始。参加者はみな海老原講師から運転する際の注意事項や安全点検、トラクターの構造やレバー操作などの説明を真剣に聞き入っていました。

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その後、参加者は2台のトラクターに分かれて実際の運転へ。各種レバー操作の手順やエンジン回転数、耕運やターンの仕方などを聞きながらハンドルを握ります。一人ずつ交代で運転するのですが、初めのうちはなかなか思うようには行かないようで、真っ直ぐ走らなかったり、ターンが大回りになったり、慣れない操作に戸惑っているようでした。

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それでも徐々に安定した運転ができるようになったところで昼休み。ベースキャンプでの食事中、にわかに暗くなった冬空から白いものがチラつき始めました。ここらでの初雪だと思います。一時はかなり激しく降りましたが20分ほどで降りやみ、また青空に。

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午後は少し風が出て来ましたが、神々廻の畑と霊園下のコスモス畑の2カ所に分かれて講習を再開。習熟運転を目的に受講者が交替で運転します。1時間半ほど行いましたが、だいぶ操作に慣れてきたようで耕運操作がかなり安定してきました。

霊園下の組では公道から耕作地に降りる坂道を使ってトラクターの上り下りの安全な仕方も説明。習熟運転終了後は、ローターに巻きついた草や泥を落し、意見交換。受講者から「どのくらいの段差があると危険か」「背の高い雑草が生い茂っている休耕地を畑に戻すにはどうしたらよいか」など、実際の状況を想定した質問も出され、熱意を感じました。

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午後3時前に講習会を終了、解散しましたが、参加した皆さんが今後もトラクターの運転に興味を持ち続け、折に触れてトラクターを操作することで、いつでも安全にしっかりとトラクターを使えるようになって欲しいと願っています。農業者の高齢化がますます進み、耕作放棄地の拡大が懸念される中、トラクターの大きな力を活かして農村部の活力維持に貢献していただきたいと改めて思う1日でした。

2016年11月 1日 (火)

里山の秋は花が彩っています

「光陰矢のごとし」。今日からもう11月。年齢とともに月日が経つのを早く感じます。10月は「里山まつり」や市の「ふるさとまつり」などがあって慌ただしく過ごしましたが、ふと気づくとここ平塚の里地里山にはいろいろな花が咲いて楽しませてくれます。今回はそうした里山を彩る花の写真を紹介します。

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コスモス>白井聖地霊園の奥にある調整池の北側、谷津の畑にピンクや朱色、白色など様々な色彩のコスモスが満開を迎えています。Simg_2610


周りの里山や畑はまだ紅葉には早く、緑が残っていますが、その中でコスモスの鮮やかな花が風に揺れて気持ち良さそうです。

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>神々廻の畑では「食用菊」を栽培しており、その花が今盛りを迎えています。聞く畑に近づくと爽やかな香りが漂い、黄色い花を摘むのも気持ちいいものです。S


時折、香りに誘われてミツバチがやって来て、羽音をたてています。

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もう収穫時期を迎えて花は咲いていませんが、「ソバの花もブログに載せて」という要望もありましたので、紹介します。Simg_2372


写真は十余一の畑で9月中旬に咲いた花を写したものです。ソバの花にはミツバチが沢山やって来て、ブンブンと飛び回る羽音がかなり大きく聞こえたものです。

しろい環境塾のメンバーが日々農地の保全に取り組んでおり、こうした花が私たちの眼を楽しませてくれるのも、その活動成果の一環とも言えます。皆さん、平塚の里地里山に咲く秋の花々を楽しみに来ませんか?

2016年9月27日 (火)

稲刈り・脱穀がようやく完了です

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26日、ようやく稲架掛けに干しておいた稲の脱穀が完了、ホッとしました。久し振りに真夏日となり、蒸し暑い中、皆さんお疲れさまでした。

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今年の9月は異常気象。晴れた日が極めて少なく、天日干ししていた稲が濡れてなかなか脱穀できずにいました。しかし、全日の曇りに続いて今日は晴れたので稲が乾いたため、いつもより早い時間から会員10名余りが集まり、午後3時半ごろまでかけて一気に脱穀を終えることができました。

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9月10日の今年最初の稲刈りから2週間余りの間、稲架掛けが倒れるハプニングがあったり、コンバインの調子が良くなかったりと、いろいろありましたが、会員の汗と熱意で何とか乗り越えることができたと思います。

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コンバインで田んぼから直接収穫した新米は既に会員に配布されましたが、天日干しのコメも明後日には籾摺りを行う予定ですので、この新米も楽しみです。

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26日は稲架掛からコンバインまで稲束をネコなどに載せて運搬しましたが、その作業の傍らでは彼岸花が満開。キアゲハや黒いナガサキアゲハが彼岸花の蜜を吸いに来ていました。秋の訪れが感じられます。

2016年8月20日 (土)

里山の夏は生きものがいっぱい

リオデジャネイロオリンピックでは熱戦が繰り広げられ、日本選手も大活躍。お蔭でこのところ寝不足です。その五輪もあと2日。暑い日が続いていますが、夏もそろそろ盛りを過ぎようというところ。Simg_2036


稲穂が風に揺れる平塚地区ではトンボやカブトムシ、バッタなど沢山の生き物が夏を楽しんでいるようです。環境塾が里地里山の保全活動に取り組んできた成果のひとつでしょうか。Simg_1864


稲の花が咲いたばかりと思っていたら、今では稲穂が田んぼ全面で揺れ、畦では子どもたちが作った「案山子」が見守っています。「ガマの穂」も夏空に向かって背を伸ばしています。Simg_2062


畦を歩いているとトノサマバッタやショウリョウバッタが足元から飛び立ち、田んぼの上をシオカラトンボ、夏あかね、オニヤンマなどが飛び交い、「ああ、夏だなあ~」と思わずにはいられません。畑脇の樹では樹液を吸いに集まったカブトムシやクワガタムシも見かけました。Simg_2049


ベースキャンプでは昼飯時、立派なタマムシがブ~ンと羽音をたてながら飛んで来ます。アゲハチョウの仲間もいろいろな種類が舞っています。Simg_1902


こうした豊かな生き物が普通に見られる里地里山は貴重なものだと、改めて思います。Simg_2064


 

2016年6月21日 (火)

里山の豊かな自然に改めて感動

今日は24節気のうち最も昼時間が長い「夏至」です。しばらく多忙な毎日を過ごしているうちに、季節はいつの間にか、春から夏に変わっていました。「こころにもっと余裕を持たねばなぁ」と考え、久し振りにブログを書いてみました。Simg_1336


この数か月間、環境塾の作業の合間に撮影した写真を眺め、その中から里地里山の豊かな自然に感動した写真をいくつか選んでみましたので、ご紹介します。やはりたまには自然をゆっくりと眺め、楽しむ「ゆとり」も大切だと改めて思っています。皆さんも里地里山に出掛けてみませんか。Simg_0778

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2016年2月 1日 (月)

学生の真剣な眼差しと反応に、心強さ感じる

 

先週、松戸にある千葉大学園芸学部、西山未真准教授の「農村社会学」で学生に講義する機会がありました。しろい環境塾を代表して環境塾発足の動機をはじめ、これまでの活動内容や成果、基本的な考え方などについてパワーポイントを使って説明したのですが、予想を超えて80名余りの学生が参加。教室が満席でした。今回はその報告です。

 

Photo講義中、学生の皆さんは居眠りやおしゃべりもなく、真剣な眼差しで説明を聞いてくれました。それだけにこちらも学生さんが理解しやすいよう、しっかり説明しようと心掛けました。特に環境塾の会員はそれぞれが現役時代に培った経験や知識、ノウハウを積極的に発揮して日々の活動に取り組んでおり、それが里山の環境保全、さらには地域の活性化につなげようとしている点を強調しました。

 

質疑応答では「参加している会員の年齢層は?」、「運営費用はどのように賄っているか?」、「活動は無償ボランティアとのことだが、いつも30名前後もの会員が参加するのはどうしてか」等々、多くの質問が出され、関心の強さを感じました。

 

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出席した学生の大半が「感想文」を提出、そのコピーを帰りの電車内で読みました。その一部を紹介します。

 

 リタイア世代がこんなに活動が盛んで、地域のことを考えて活動していることを素晴らしいと思った。

 

 日本全国で似たような活動が増えていくといいと思う。

 

 都市と農村のつながりの場があることを初めて知った。これを機にさらに多くのことを知りたいと思った。

 

 強制的ではなく、楽しくなければボランティア活動は続かないということにインパクトを感じた。

 

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園芸学部とあって将来は農林業関係分野に進む学生も多いようで、こんな感想もありました。

 

 将来農業をやりたいと思っているので、大変興味深く聞かせていただきました。ゼミで環境塾には何度かお話しをうかがいに行っていますが、今回また新しい発見がありました。

 

講義終了後にも、幾人かの学生から「環境塾で研修させてもらえないでしょうか?」といった相談を持ちかけられるほど。さすが千葉大の学生は意欲・姿勢がしっかりしていると感じ、心強く思いました。

 

それだけにこうした学生の期待にも応えるべく、環境塾はさらにしっかりとした活動に取り組んでいくことが重要だと改めて思わせられる1日となりました。

 

2016年1月 8日 (金)

原生種など自然保護に熱心なニュージーランド

S109ニュージーランド(NZ)の人口は約450万人で、最大都市オークランドのある北島にそのうち約3分の2が住んでおり、南島は約150万人。NZの面積は日本よりやや小さいのですが、人口密度はかなり低いです。

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NZといえば「ヒツジ」のイメージがありますが、現在飼育しているヒツジは約3000万頭でピーク時の約7000万頭より減っているものの、人口よりもはるかに多い。近年はヒツジだけでなく、乳牛や肉牛、鹿、アルパカなどの飼育数が増えているそうです。

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地形について。北島は活火山が多く温泉もいくつかあり、地熱発電所もあります。一方の南島はプレートが隆起した褶曲山地がサザンアルプスを構成しており、活火山はかなり少ないといった違いがあります。特に南島は3000m級の高峰が連なり、氷河に削られた特有の地形や氷河湖があってヨーロッパ・アルプスに似た迫力ある光景になっています。

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NZは南極に近い高緯度にあるため、紫外線がとても強く、ロシア・カムチャツカよりも強く感じます。紫外線量は日本の5~7倍とも言われています。北米で成木になるのに30年かかる樹木を導入したところ、20年で成木になるそうで、それだけ紫外線が強く成長が早いことを物語っています。このため、滞在中はなるべくサングラスをかけて眼の保護に努めました。

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自然保護について。NZはこの地特有の珍しい動物や植物が豊富なことでも知られています。このため、動植物の持ち込みを厳しく規制し、原生種の保護に取り組んでいます。入国審査の際、動物や植物の持ち込みについてだけでなく、アウトドア用品についても聞かれました。たとえば登山靴。靴底に土が付いているとまずいので、事前によく洗ってきれいにしておいて正解でした。外来植物の種子が国内に入り込むのを防ぐためだそうです。

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NZ各地をめぐっていると、きれいなルピナスの花があちこちで見られますが、

これは園芸用の外来種が自然に繁殖してしまったとのこと。特に河原では黄色い花のルピナスが沢山咲いているのを見ましたが、ツリールピナスという種類で川辺を好んで繁殖するそうで「雑草」扱いです。

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また、道路沿いや牧場の周囲などでは、黄色のエニシダが咲いていました。場所によっては山の斜面を覆い尽くすほどです。これも外来種で、余りに広く分布して繁殖してしまったため、駆除を諦めざるを得ない状況のようです。

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原生種保護の例では、「タソック」というイネ科でイグサの仲間の草を大切に保護しており、各地に保護エリアを設けています。一見ススキに似た姿ですが、広大な高原一面に生い茂った光景は美しいものです。

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NZにはクマやキツネ、ヘビといった危険な動物がいません。このため独特な進化をした動物が多いとのこと。その代表的な例が、キウイなど飛べない鳥。かつては数種類いたそうですが、そのうちいくつかは絶滅したとのこと。

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「キウイ」は見る機会がありませんでしたが、テ・アナウの街から「ケプラー・トラック」というトレッキングコースの入口近くにある野鳥保護施設で「タカヘ」という飛べない鳥を見ることができました。今は生息数が非常に少なくなっています。牧場を荒らす「ウサギ」を駆除するために国外から持ち込んだ「イタチ」が、ウサギよりも捕えやすい「飛べない鳥」を捕食してしまったことも一因だそうです。

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テ・アナウからミルフォードサウンドに向かう「ミルフォード・ロード」の峠付近で山岳オウム「ケア」に会いました。この鳥は体色がカーキ色で腹部と羽根の内側が鮮やかなオレンジ色、羽根を広げて飛ぶ姿が美しいオウムです。人なつこい鳥で、近づいても直ぐには逃げませんでした。

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マウントクック国立公園でカモメが飛んでいるのを見ました。理由をガイドに聞いたところ「西海岸が近いから」。さらに「西側は雨が多く、サザンアルプスを境に天候が大きく異なる場合が多い」とのこと。温帯多雨林地帯に位置するミルフォードサウンドを訪れた日、幸いにも
好天に恵まれラッキーでした。

今回のカムチャツカとNZの報告はこれで終わりにします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2016年1月 7日 (木)

③NZ・マウントクック国立公園で氷河めぐり

今回は11月に南半球、ニュージーランド(NZ)の世界遺産マウントクック国立公園内にある3つの氷河をめぐった際の記録を紹介します。

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成田空港から10時間余りで、NZオークランドの空港に着陸。すぐに国内便に乗り継いで南島のクライストチャーチヘ。そこからバスでさらに4時間近くかけてテカポ湖に到着し、湖畔のホテルに。

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日暮れ前、湖畔の丘に開拓民を記念して建てられた「善き羊飼いの教会」を訪れると、湖畔にかけて色とりどりのルピナスが咲いていて綺麗でした。この湖はきれいな星空が有名で、晴れていれば天の川などたくさんの星が見えるはずでしたが、生憎の曇り空で見えませんでした。

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翌早朝、ホテルを出ていよいよマウントクック国立公園へ。美しい青緑色をしたプカキ氷河湖を回り込んでサザンアルプスの麓に入ると、標高2000~3000mの雪を抱いた山々に囲まれる国立公園に着きました。

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今夜泊まるハミテージホテルの前からマウントクック(標高3754m)の頂が白く輝いて遠望でき、素晴らしさにしばし見とれます。ホテルでは上層階の部屋でしたので、窓からの景色は素晴らしく感動ものでした。

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マウントクックは先住民マオリの言葉で「アオラキ」(雲を突き抜ける山)と呼ばれ、NZで最高峰。エベレストに初めて登頂成功したエドモンド・ヒラリー卿が、登山訓練したことでも知られています。それを記念してこのホテルの前には、ヒラリーの銅像がマウントクックを向いて建てられています。

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9時ごろ、いよいよ氷河に向けてフッカーバレーを歩き出しました。30分ほどでキャンプ場、マウントクックが少し近くなりました。このキャンプ場の先に昔のハミテージホテルがあったのですが洪水で壊れてしまい、現在地に移転したそうです。

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低い樹林帯を進んで行くと、左手にマウントセットン(3159m)の山容が大きく迫ってきます。急な山肌には厚さ100mもある氷の断面が水色に見えます。さらに行くと白い可憐な花が咲いていました。この地を代表する「マウントクック・リリー」です。デイジーやスミレの仲間も咲いています。NZは今、花が一斉に咲き始める春を迎えているのです。

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ゆるい勾配の道をさらに進み、つり橋を渡って行くと小屋があり、ここで休憩。その先の丘に登るとフッカー氷河の先端が望めます。その右側奥に白いマウントクックがそびえていて素晴らしい眺めです。もっと先に行きたいのですが、昼食を摂るためいま来た道をたどってホテルへ。

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昼食後、今度は東方向にあるタスマンバレーを抜けて岩山を登って行きました。やや急ですが、山道はよく整備されていて歩きやすいので楽です。岩山の上に出ると360度を展望でき、眼下に青白くタスマン湖が広がっています。これも氷河湖で、北の方でタスマン氷河が湖に流れ込んでおり、氷河の崖がはっきり見えます。時々氷河の端が湖に崩落するそうです。

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やや左奥にはマウントクックが先ほどとは違う山容を見せており、フッカー氷河側とは異なる壮大な山岳風景に圧倒されます。見廻すと、透き通った青い空の下、氷河に削られ荒涼とした独特の大地が展開されています。この素晴らしさを感じられるのはここに立つからで、写真やビデオではうまく表現できません。忙しい日々の合間を縫ってここまで来た甲斐があるというものです。

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ホテルで1泊した翌朝、今度はホテルから左の方にあるケアポイントに向かいました。ケアポイント・トラックの緩やかな道をたどって行くと、眼前にマウントセフトンが大きく迫ってきます。大きな岩が散らばる丘陵に登ると、それは巨大なモレーンであることに気づきます。その眼下にはミューラー氷河湖が横たわり、向かい側や左手の谷の奥に氷河が間近に見ることができます。写真では、大き過ぎて入りきれません。

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右手奥の方にはマウントクックをはじめとするサザンアルプスの重畳とした連なりが望めて感動。しばらくケアポイントでの眺めを楽しんだ後、ホテルへ引き返しました。ここではわずか1泊2日でしたが、天候に恵まれたこともあってとても楽しく思い出に残る場所となりました。

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ホテルでの昼食後、ここ国立公園を発って西海岸に近いテ・アナウの街へ向かい、マウントクックに分かれを告げました。ここから先は一般的なルートをたどって観光を楽しんできました。(次回はNZの自然などについて報告します)

2016年1月 5日 (火)

②カムチャツカの自然と暮らし

今回は見たり聞いたりした範囲にとどまりますが、カムチャツカの自然や人々の暮らしの一端について、紹介したいと思います。

Simg_3741カムチャツカ半島は北海道から北東へ千島列島をたどった先にあり、半島の長さは約1200km。面積は日本全土より大きい約47万平方キロメートルもあるそうです。亜寒帯気候からツンドラ気候まであり、地域や地形などによってかなりの違いがあるようです。中央部には南北に中央山脈があり、活火山は東側に多く、西側は湿地が多いとのこと。エゾマツなど針葉樹林が多いのは中央部です。

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東側の太平洋・ベーリング海沿い、特に南部は比較的温暖ということは前回も紹介しましたが、ペトロパブロフスク・カムチャツキー周辺は住み易い環境に見えました。半島全体の人口は分かりませんがガイドによると約30万人で、そのうち約20万人がペトロパブロフスク・カムチャツキー市とその周辺に住んでいるとのこと。同市内には工科大学など2つ大学があります。

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半島内にはこれといって目立つ産業はなく、サケやマス、カニなどの漁業、水産加工業に従事する人が多いそうです。このため民間企業も水産関連が多い。水産業に次いで働く場があるのは軍関連だそうで、ガイドは「ここより北の方に大きな軍事基地があり、そこで働く人も多い」という。また、「最近は風力発電所を作る企業も来るようになった」。現地ではあまり仕事が無く、あっても収入は良くないそうで、「他の地域へ出て行く人が増えて、人口が減り気味」だそうだ。

Img_9557食生活はどうか。小麦など主要食糧は本土からの供給に頼っており、日用雑貨品や衣類、文具類などは中国、韓国などからの輸入が多そう。市内のスーパーマーケットを覗いてみると、広い店内には穀物、魚類、肉類、野菜、果物、調味料、飲料、菓子など食品コーナーでは商品が豊富に並んでいた。価格は日本とあまり変わらないが、菓子などモノによってはやや高め。

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さらに奥に行くと衣類や日用雑貨、靴、医薬品、文房具、アクセサリーなどの専門店が並んでいた。衣類や樹脂製日用品の値札を見てみると、中国製がほとんどでした。スーパーの外では屋台のような所で50~60代とみられる女性が地元産の野菜を売っていた。「美味しいから買ってくれ」という。

Img_9582カムチャツカでは気候や農地開拓の遅れなどから農業の発展が遅れていたが、同市周辺では近年、ジャガイモやニンジンなど根菜類の収穫量が増えているそうだ。牧畜やキャベツなどの栽培も始まったとのこと。旅客機でここの空港に着陸する少し前、眼下に畑が整然と広がっていたのを思い出した。

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スーパーといえば駐車場に並んでいた車のエンブレムを見て驚いた。トヨタ、ホンダ、日産、三菱、マツダ、スズキなど、ほとんどが日本製のしかも中古車だ。中にはバンパーが無くなっていたり、ワイパーが曲がっていたりしている。ガイドに聞くと「新車は高くてなかなか買えない。日本車は中古でも性能がいい」とのこと。工事現場では日本製パワーショベルが活躍していた。

S観光も徐々に盛んになってきたようだ。ソ連崩壊後、それまでカムチャツカへの外国人立ち入りは禁じられていた(どうも軍事的要因らしい)が、20年ほど前から徐々に緩和されて外国人が来やすくなった。魅力のひとつが高山植物の美しい花々を低地で見られること。高緯度で冷涼な気候のため、比較的標高の低いところに高山植物が群生しており、日本にはない種類も多い。

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このため、日本では夏に「花めぐりツアー」として人気が高まっている。近年はハバロフスクやウラジオストック経由で、韓国や中国からの観光客が増えており、滞在中にそうしたツアーをいくつも見ました。

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ただ、カムチャツカでは「蚊」と「ヒグマ」には要注意だと思います。夏季だと蚊はどこにでも沢山いるし、山地にはヒグマも多い。私たちが登ったアバチャ山とカリャーク山の東側には特にヒグマが多く棲んでいるそうです。私たちは幸いにヒグマを見かけませんでしたが。アバチャ山BCでは地リスが沢山いて、エサをねだっていました。
(次回はNZのお話しです)

 

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